【要約とレビュー】脳が老いない世界一シンプルな方法

久賀谷亮氏の「脳が老いない世界一シンプルな方法」を読了しました。

最新の脳科学に精通され、米国で活躍されている現役医師の久賀谷氏が、「脳の老いないメソッド」を科学的根拠と共に小説仕立てのストーリーを通じて解説しています。

早速要約&レビューしていきたいと思います。

【超要約】脳が老いない世界一シンプルな方法

  • 染色体末端を保護する役目を持つテロメアの長さを決める酵素「テロメアーゼ」が脳の老化に関わる
  • 脳の老化は20代から始まっており、老人のテロメアの長さは子供の半分以下になる
  • マインドフルネスという瞑想法はテロメアーゼの分泌を促すため、瞑想を適切な形で継続すれば、大人の脳でも成長し続けられる
  • マインドフルネスの実践として、呼吸に意識を向ける「マインドフルネス呼吸法」、運動中に身体の動きに意識を向ける有酸素運動、適切な食事と食べ方にも意識を向ける「マインドフル食事術」を実践すると良い

著者の久賀谷亮氏について

  • 医師・医学博士。イェール大学医学部精神神経科卒業。米国神経精神医学会認定医。米国精神医学会会員
  • 日本で臨床および精神薬理の研究に取り組んだあと、イェール大学にて先端脳科学研究に携わり、同大学で臨床医としてアメリカ屈指の精神医療の現場に8年間に渡り従事
  • ロングビーチ・メンタルクリニック常勤医、ハーバーUCLA 非常勤医などを経て、2010年ロサンゼルスにて「TransHopeMedical」を開業
  • 他の代表的な著作として、「世界のエリートがやっている最高の休息法」などがある
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「脳が老いない世界一シンプルな方法」レビュー

「大人の脳は成長しない」というこれまでの常識が覆った!?脳はいつまでも成長しつづける

冒頭の「はじめに」の最初の文で、いきなりドキッとさせられます。

「数年前に比べると、すぐ集中力が切れる」

「同じ作業をしていると、頭が疲れやすい」

「なんだか最近、記憶力が落ちているかも」

心当たりのある方も多いのではないでしょうか?僕も、脳トレを始める1年前は、まさに上に書かれているようなこと全てが該当していました。

特に記憶力の低下は著しく、ついこの前会った人の名前が思い出せなかったり、とっさに言葉が出てこない、といったこともありました。

「年齢を重ねる毎に記憶力が低下したり、思考力が低下しているような気がする。でも、年を取れば脳の働きが低下していくことは仕方がないことだ」と半ば諦めがちです。

しかし、著者の久賀谷氏によると、「脳が老化すること」は止めることが出来、むしろ成長し続けられるということが最新の脳科学研究で分かってきたそうです。

「脳の老化は止められない」「大人の脳は成長しない」という通説は近年の科学的研究では覆されつつあります。つまり、「何歳になっても、脳は成長し続けられる」のです。

脳を成長させ続けるためには、「運動」「食事」「瞑想」を正しく行おう

脳の老化を決めるのは「テロメア」と呼ばれる遺伝子の長さで、そのテロメアの長さを決めるのが「テロメアーゼ」という酵素。

つまり、テロメアーゼをしっかりと分泌させることが、脳を成長させ続ける秘訣です。

そして、運動・食事・瞑想の3つを正しく行うことで、このテロメアーゼを分泌させることができます。

具体的な方法は本書で詳しく解説されているので詳細は書籍の方に譲りますが、例えば以下のようなものです。

  • 有酸素運動をインターバルをつけて行う(運動)
  • 赤身肉や精製された白いもの(食パンなど)は避ける(食事)
  • 食べているという行為そのものに意識を向ける(食事)

瞑想については久賀谷氏の前著「世界のエリートがやっている最高の休息法」に書かれているものと同じです(むしろ前著の方が詳しく書かれています)。

瞑想の具体的方法は以下のレビュー記事にまとめてありますので、ご参照ください。

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小説仕立てのストーリーは好みが分かれる

本書は小説仕立てのストーリーで、基本的には対話形式で話が進んでいきます。前著の「世界のエリートがやっている最高の休息法」も同様でした。

ストーリーにしていた方が頭に入りやすい方もいると思うので一長一短だとは思いますが、個人的にはこの小説仕立ての部分は少し冗長に感じ、なくても良いかなと思いました。

まとめ:人生100年時代の現代において、長く使える脳を作る必要がある

これからは、人生100年時代と言われています。

例えば最近では「定年を70歳まで延長する」という政府の指針が発表され報道をにぎわしておりますが、引退する年齢が伸びるのは不可逆的です。つまり、今後定年する年齢が伸びることはあっても、短くなることはないでしょう。

人生100年時代では、変化し続けるテクノロジーや環境に追従するため、何歳になっても学び続ける必要があります。そして、学び続けるためには、「老いない脳」は必要不可欠です。

これからの時代を生き抜いていく上で、本書に書いてあることは今日からすぐに実践できるものがほとんどであり、きっと役に立つでしょう。

本書と「世界のエリートがやっている最高の休息法」は被っている部分もあるので、まずはどちらか一冊購入を検討したいと思われる場合、以下をご参考ください。

  • 最近物忘れがひどく、脳が老いないための根拠や方法論を広く把握したい方は「脳が老いない世界一シンプルな方法」(本書)
  • 最近疲れが溜まりやすく、「瞑想」について具体的なやり方も含めて詳しく理解したい方は「世界のエリートがやっている最高の休息法」
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